鉛フリーの大敵!!
貴社も使用してませんか?
環境(室温)の変化に追従しない温度計

☆温度計のセオリー(theory)
  1. 温度計の起電力は、測温接点と基準接点の温度差で決まります。
  2. 基準接点とは異種金属と熱電対が接している場所です。一般的に電気回路か銅(Cu)であるために、プリント基板との接触部分が基準接点になります。
  3. 基準接点と室温の差を修正しているのが冷接点補償器(0℃)です。基準接点と冷接点補償器が直近している時は、正常な温度測定ができますが、離れているときは環境(室温)による温度測定誤差が生じます。
  4. 熱電対{タイプK(CA)}を用いて温度測定するときは、測温接点から基準接点に至る延長線に専用の補償導線を使用するのはもちろんのこと、その接続にはC(クロメル)とA(アルメル)以外の異種の金属を避けねばなりません。異種金属を用いると環境(室温)による正しい温度測定ができません。

警告!
◆市販のこて先温度計に異種金属が採用

市販されているこて先温度計の中には、上記のセオリーを犯して異種金属を使用している機種が多数販売されています。このこて先温度計は熱電対(CA)が採用され、測温接点から基準接点に至る延長線に補償導線が使用されていますが、センサーの受け軸に真鍮が用いられています。その結果、真鍮が使用されている個所が基準接点になり、冷接点補償器の間にかなりの距離ができております。従って、環境(室温)による温度測定誤差が発生しております。この温度計で例えば、こて先温度を380℃に設定しても室温が20℃の時は400℃で半田付け作業を行っていることになります。従来の共晶半田の時は、こて先温度が20〜30℃高くても半田付けが変わりなくでき、どちらかと言えば高い温度の方が作業性が良かった。しかし、鉛フリーの半田付けでは20℃温度が高いと、こて先の墨色化(酸化)が進行して半田が溶けず、フラックスの飛び散りが多くなり半田が濡れず・広がらない現象が起き、半田付けが不可能になります。また、小さなポイントはパターン剥離が発生します。この症状は冷房が効いていない夏の朝・暖房が効いていない冬の朝に顕著に現れ、30℃以上の温度測定誤差が発生します。

熱電対の原理


   
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